備忘録@つくば

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お休み WW18.0 マル(レ)オケを肌で知る

<金曜日>
マル氏の事務所(兼ピアノマスタークラスレッスン会場)に到着する。
火山灰の影響で予定より4日遅れて来たピアノのギヤール先生夫妻とお会いする。先生は縦にも横にも大きかった。そしてコミュニケーションはフランス語オンリー。早速の関門だ。と思ったら奥様が英語も話せた。
えんじにあ氏が、オケのライブラリアンであるA氏と話している。「コントラバスの人がやっと2人つかまって…」「○○さんがこの時間来られないって…」。のだめの世界だ。マルレオケだよこれ。そしてあなたはテオか。
荷物を下ろすとすぐ、目の前の机にチケット用紙の束が置かれ、マル氏が真顔で「これ私『ギロチン』と言ってます」と言いながら、プチ裁断機を持ってきてくれた。片っ端から用紙を断頭台にかけてチケットの形にし、さらに別仕様のプチ裁断機で、半券がもぎれるように点線の折り目をつける。
それを終えるとさしあたり仕事がないという事態に直面し、レッスンを聴きながら、先生の奥様のヴィルジットさんに、フランス語の練習に付き合っていただいた。彼女が日本語で話しかけ、私がフランス語で返すという寸法。その間、えんじにあ氏はずっとレッスンの通訳。間髪入れずに受講生にさまざまな指示を飛ばすあたり、ピアノのレッスンだけれど、トルシエ監督とダバディさんのようなスポーツ感覚を感じる。
その後現れたバソン奏者のSJ氏(フランス人のおじさん)と一緒に、レッスン後は皆で近所でラーメンをすする。ヴィルジットさんが大喜びで店内の写真を撮りまくったり、割り箸をどう割るかで大騒ぎになったりした。
ヴ:(壁のお品書きを見て)「これは何と読むんですか?」
SJ:「『ごはん』。一音が一文字で表されているんです」
ヴ:「ええええ!?そうなの!?(写真撮影)じゃあ隣のこれは?」(繰り返し)
さらに、SJ氏の“アフリカ系フランス人が『高田馬場』と言うとどうなるか”などの『細かすぎて伝わらない物まね選手権』が始まり、夫妻は爆笑し、私にはじわじわと笑いが伝わってきた。音系のネタには皆食いつきがいいし、ネタも尽きない。そしてマル氏はラーメンを完食する。本当に元気だ。
初対面の人が多くて若干人疲れし、マル氏の事務所に帰って即ごろごろする。