退職のご挨拶x5

夕方、カフェテリアで仕事をしながら師のご挨拶メールの添削をした。

「a_hya_koさん見てくださいよ。赤ペソ先生してくださいよ」とテーブルの向かいから師がメールを送ってくる。
下書き1回目。フォントの種類と色がところどころおかしい。あからさまにコピペ過ぎる件。やり直し。
下書き2回目。英数字と漢数字が混ざっている。やり直し。
下書き3回目。一つの文に『十分』が二つも入っていて不自然なので片方は抜こう。やり直し。
下書き4回目。よし。

そういうわけで本当のご挨拶が送られてきてもさして感慨がなかった。どうしてくれる。

食欲がほとんどないまま送別会は過ぎ、不思議と泣くこともなくプレゼント当番を終え、最後に師に握手を求められて初めて涙が出る。その後同僚を送っていった駅で再会し、「来月、近いうちに。必ず」とまた握手して別れた。ああのどが詰まって声が出ない。情けねえ。

皆を見送った後、一人わあわあ泣いて疲れて帰り、録ってあった『Artistry on Ice』を観て変な元気を取り戻す。そういえば21時からの四大陸選手権男子SP録ってなかった。まあJ sportsで実況録ったからいいんだけどね。さらば地上波。