備忘録@つくば

街のこと/見たもの/音楽のこと

ジャパンオープンでした

開場1時間前だというのに既に駅前はカオスだった。
団体で来ている人たちもいた。こういうツアーもあるのね。


今回の席は2階席後方、ジャッジの真裏。キスクラは直に見えず、スクリーンやリンクへの入口も斜めで見にくいところになってしまったけれど、ミツンもニコライもはっきり確認できた。ああやっぱりマフィアのボスにしか見えないよミツン。

思いの外寒いので、先日Fantasy on Iceで買ったロシア国旗のスポーツタオルを首に巻いておく。どう見てもチームヨーロッパというかプルシェンコの応援に来ています本当にありがとうございました。


バトルはやはり王子だった。衣装といい曲のつなぎ方といい、時代を感じた。グールドの鼻歌は歌に含まれないんですね。後輩が「ジェフ、今日はキレがなかった…」と残念がっていた。


リッポンすげえ。曲の展開をしっかり把握して滑っているのがよくわかった。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章は今までも結構な数の選手が使ってきていたし、それらを観るたび曲のつなぎが気になって仕方がなかったが、彼の滑りは曲が端折られているのを感じさせないほどの構成だった。


ジェーニャが両腕を横にまっすぐに伸ばしたのを見たとき息をのまずにいられなかった。ニジンスキーだ!
今年の彼の日本での見納めに何とふさわしいんだろう。牧神の午後、薔薇の精。アホコラ集を見た瞬間にこの子を好きになって半年、いつでも癒し且つ励みになる存在を見つけたことで、私自身いろんなものを取り戻せた気がするなあと感無量で見入った。
一つひとつの形を確実に仕上げている。バタフライがいつもよりちょっと重そうに見えた。
時間配分が違ったのか、なぜか何度もガッツポーズしてから最後のポーズを決めた。

キスクラに座ってからはいつものアレが止まらない。
「スゴイスゴーイ!スゴーイ!」ここまではまあ。
「ワタシハスケートチョットデキル!」しばらくこのネタでいくのか。
「アリガトゴザーッス!」日本の食べ物屋さんで聞いて覚えたのか、えらく威勢がいい。ブレジナが後ろでニヤニヤしている。

ユリアが滑走し、キスクラで出迎えた後も宴会部長は続く。
カメラに少しでも長いこと映ろうと試みる。ユリアをばたばた扇いであげたかと思えばそそくさと横に座り、トスカ衣装に収納していたネックレスをいそいそと取り出し、そこにつけていた結婚指輪をカメラに見せびらかし「ヤナ〜(奥様の名前)☆」と呼びかけて指輪にちゅーしてみたり。こうなるともうどっちが主役なんだかわからない。横でユリアが若干引いているのが傍目にもわかった。
そしてサラの滑走の後はユリアが横に座ってしっかりガードし、ジェーニャがカメラに映ることは殆どなかった。


美姫ちゃんの相変わらずの落ち着き感。小塚君の堅実感とコメントのわやわや感。大輔君の4回転と乱れ髪とピアソラ。テレ東で『ブエノスアイレスの冬』って字幕に出てたけど実際ほぼ『ブエノスアイレスの春』だったよ。真央ちゃんは大変でしたね。3週間後にはいろいろ取り戻せてますように。


秋葉原で火星人、土井さんと合流し飲んで帰る。