帰筑

いろいろ予定はしていたのだけど、自分の体調や頭と相談した結果、うちに帰ってきた。
旅自体は好きなのになぜノープランの一人旅は苦手なのか、旅に出て初めて考えることができた。
私の場合、周囲360°はともかく、地面にも気を張らなければならない。目的地の構造はどのようになっているのか。砂利なのかコンクリートなのか石畳なのか、階段や段差があるかないか、上り坂なのか下り坂なのか、雨を流す溝の形は長方形なのか細かい正方形なのか。
そして、ほとんどの人は私よりも身の丈があるため、上方にも気を張る必要があるということが、より緊張に拍車をかける。

中学校の修学旅行のとき、見に行った場所がどんなところだったかほとんど覚えていない理由がこれでわかった。ちなみに京都・奈良。砂利、石畳、階段、段差、坂、長方形の溝、すべてのポイントが揃っていた。ましてや15年前だったので今よりもずっとバリアフル。あのとき私はほとんどすべての神経を地面に払っていたに違いない。

今日は地面に気を張らなくてもよい場所で、のんびりと過ごすつもり。
そして、これからはもう少し苦手から回復できるように何か方法を考えて挑戦するつもり。